城壁が完成したエルサレムに、では誰が住むか、ということになったようです。
イスラエルの民は、すでにそれぞれの土地と住まいに定住していました。
その中で、くじ引きをして10%の人が聖なる都、エルサレムに住むようにしたようです。
都、と言ってもかつての輝きは無かったかもしれません。
城壁がある、と言っても外敵を意識しなくてはならない暮らしだったかもしれません。
しかし、なんといってもエルサレムの特徴は、いつも神さまを意識する場所である、ということでしょう。
くじ引きではなくて、「エルサレムに住みたい」と申し出る民もいて、その人達をみなは祝福した、とあります。
つねに神さまを思える生活。
私もそんな生活に憧れます。
天の御国こそ、ほんとうの聖なる都である、とヨハネの黙示録は伝えてくれます。神さまの愛を永遠に喜べる場所が、用意されているのです。
この幸いな生活は、実は死んだ後だけではなくて、今日から始めることができます。
体は天国に行っていなくても、心においては、先取りして平安の中を生きることができます。
それが、信仰のもたらす恵みです。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、
わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。」
マタイ11:28